Mr.BengoMr.Bengoのうちがわ

Mr.Bengo構成図

Mr.Bengoの全体構成

Mr.Bengoは,上の図のようなモジュールから構成されています. これから,これらのモジュールについて順に述べます.

音声認識管理モジュール

このモジュールは,音声入力モジュールから送られた利用者の答えをもとに,情報検索が必要な場合には利用者の答えを情報検索モジュールに送り,また, 仮想的な論争に関する答えであれば,その答えを管理モジュールに送ります. このモジュールは北陸先端科学技術大学院大学の奥村研究室の協力により開発されました.

情報検索モジュール

このモジュールのはたらきにより,過去の判例を,マイクに向かって話すだけで検索することができます. このモジュールは東京大学の石塚研究室で開発された VSA-Mosaic を利用しています.

論争モジュール

Mr.Bengoの頭脳であるこのモジュールは裁判での論争を仮想的に実行します. このモジュールは新世代コンピュータ技術開発機構(ICOT)のnew HELIC-IIをもとに開発されました.

音声入力モジュール

Mr.Bengoの質問に対して,利用者はマイクに向かって答えます. このモジュール,マイクからの音声を解釈し,他のモジュールが理解できる形に変換します.

表示管理モジュール

管理モジュールから送られてきた内容を解釈して,発声すべき内容や,論争の状況に応じた表情などを決定します.

発声モジュール

表示管理モジュールに指示された内容を発声します.

顔画像合成モジュール

表示管理モジュールに指示された表情の顔画像を画面に映します.

顔認証モジュール

Mr.Bengoは,利用者が誰であるかをカメラで見た顔によって判断します. そして,その人のために登録されている裁判内容を自動的に取り出します.

管理モジュール

音声認識管理・表示管理・顔認証・論争の各モジュールと連絡をとりながら,論争の進行を管理します.